2011年3月27日日曜日

ビートたけしさんの発言(TBS)に思う

東北地方太平洋沖地震の被災地、被災された方への義援活動、
及び周辺地域住民、日本国民の対応について思うこと。

昨日(3/26)のTBSの報道番組においてのたけしさんの発言が
賛否両論色々と言われいるようですが、
私はたけしさんが発言された殆どの意見に納得します。
と同時に、反論を恐れず問題提議する姿勢に敬服いたします。

菅総理にはもっと一国の指導者らしい思慮深い言動を求めますし、
自衛隊員さんや消防隊員さんたちの過酷で勇気ある活動は非常に栄誉あるものであり、
国として感謝の意を形で表すのに相応しいと思います。
また、この非常時に乗じての窃盗行為や、
被災地外でライフラインでもある「水」を大量購入しネットオークションにかけるなどの
あさましい行為をする輩が存在することは同国民として恥ずべきことだと思います。
とまあここまではわざわざブログに書かなくても大方誰もが思うことだと思います。

考えてしまうのは、「僕には歌うことしかできませんから・・・」系の人たち。
自分の胸のうちで勝手に思っているぶんには誰からも制約されませんが、
それを言葉にして第三者が聞いたときには首をかしげる人もいると思います。
だって音楽で腹はふくれませんから。
きっとその人は好きでその道を歩んでいるはずです。
そんな幸福な環境に置かれている人ならばもっと”実”のある活動ができるでしょう!?
勿論、歌が確実に金を生むメジャーなアーティストさんであれば、
そのお金をジャンジャン寄付して欲しい。

ですが私はひねくれておりますので、
この期に及んで今から「この売上を・・・」ってのはどうかなぁと思ってしまうのです。
それってアーティストさんにはお金が入らないかも知れませんが、
その過程で確実に利益を得る人たちがいるでしょう?
結局のところそういう人たちを儲けさせるじゃないですか。
ペットボトルの水をネットオークションで売るのと大差ないように思えてしまいます。
それを考えたら、私なら”つもり寄付”します。
復興への願いを込めた商品を買ったつもりで、そのお金を寄付する。
リストバンドやらTシャツなんかも全部そう、買ったつもりで寄付。

とはいっても結局はそういう活動がお金を生むんですよね。
こんな非常時でも私達のような庶民は
「タダではお金を出さない」と蔑まれているように思えて情けないです。
音楽で腹はふくれませんが、お金さえあれば空腹を満たすことが出来ます。
黒くても金は金。
お金を出せる人は出して欲しいです。

最後に「たけしさんと所さんが二人で1,000万円・・・」について。
「少なすぎるだろ!」なんて言っている人たちが多いように思うのですが、
そういっている人の理由の大半が「だれそれが××××万円寄付したのに・・・」ってことです。
それは関係ないと思うのですが・・・。
1,000万円は誰にとっても1,000万円です。
「あんた年寄りだから、その配給分は子供にやれ。」と他人に言われるようなものじゃないですか?
(ちょっと違うかな?)
まあともあれたけしさんは賢い人だから彼を取り巻く周辺の方たちにも配慮してのことと思います。
また彼は誰にも言われなくても今回のこと以外にも随分と社会的な活動をされているようですし、
きっと私達の知らないところで”格好”をつけているのではないでしょうか。

偉そうなこといっている私は今のところ世の中の最底辺にいます。

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